コンテンツファーム(Content farm)とは、検索エンジンからの流入や広告収益などを目的として、低品質なコンテンツを大量に作成・配信する企業やサービス、またはそのようなウェブサイトを指す言葉です。
Weblio辞書では以下のように解説されています。
コンテンツファームとは、検索エンジンからの訪問者を増やして広告収益を得るために、必ずしも品質の高くないコンテンツを大量に作成・配信する企業やサービスのことである。
コンテンツファームでは、一般的に、主にフリーランスのライターを多数雇用したり、機械的に文章を生成したりといった方法でコンテンツを作成するとされる。他の情報源からの単なる複製や、多少手直ししただけで内容は同一のコンテンツ、あるいは、当り前の事ばかり連ねてあり有益な情報を持たない、といった品質の低いコンテンツを、量を重視して大量に生成・配信する。
日本では2016年に問題となったDeNAの「WELQ」などが、コンテンツファーム的なサイトの代表例として挙げられます。
また、ビジネスモデル構築とサイト集客が専門のストラテジストである永江一石氏のWELQに対する評は、コンテンツファームの特徴をよく表していると思います。
ユーザーに役立つという視点ではなく、検索されやすいキーワードを徹底して調べ上げて、とにかくライター(じゃなくてパクリ屋)にそれについての記事を書かせる。内容の真偽は全くチェックも精査もしない。
高品質なサイトも、古い記事の放置で品質が下がる
米国の生活情報サイトである「About.com」は、専門家が記事を執筆していましたが、経年によって記事の情報が古くなり、サイト全体の品質管理が課題となっていました。
そこで、About.comは名前をDotdashと変え、サイトをテーマごとに分割しました。さらに、情報が古くなった記事の削除や加筆修正を行い、ユーザーにも検索エンジンにも評価される高品質なメディアの集合体へと生まれ変わりました。
About.comの事例は、真面目に記事を書いている情報サイトでも、古い記事を放置するなど適切な運用ができなければ、コンテンツファームのように品質が低いサイトに変わってしまうことを示す著名な例です。
Googleは10年以上から対策
Googleは2011年1月にコンテンツファーム対策のアップデート(アルゴリズムの改良)を行っています。
まとめ
「SEOによる検索流入などを目的として、品質よりも量を優先し、低品質なコンテンツを大量に作成・配信するメディア」は、コンテンツファームと呼ばれることがあります。
現在でも2chまとめ(5chまとめ)など、コンテンツファームの特徴を持つメディアは少なくありません。
近年は、AIを活用して低品質な記事を大量に生成するメディアも登場しています。
広告収入目的の「MFA」と呼ばれる低品質なWebサイトで、生成AIの導入が進んでいることが分かった。中には1日1200本以上の記事を生成しているサイトもあり、自動化が急速に進んでいる様子が伺える。
コンテンツファームによる問題は、今後も続きそうです。
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