WordPressのテーマ「TwentyFifteen」の投稿日を更新日にする方法

WordPressのテーマ「TwentyFifteen」では、記事の末尾に投稿日が表示されます。

これを投稿日ではなく、更新日にする方法を紹介します。

1. ファイルを開く

TwentyFifteenでは、投稿ページのメタ情報(日付や著者など)はtemplate-tags.phpで定義されています。

ファイルの場所は通常、以下のディレクトリにあります。

/wp-content/themes/twentyfifteen/inc/template-tags.php

2. 更新日の関数を探す

template-tags.php内の80行目あたりにある、投稿日を出力する関数をコメントアウト(もしくは削除)し、更新日が表示されるように変更します。

$time_string = sprintf(
 $time_string,
 esc_attr( get_the_date( 'c' ) ),
 get_the_date(),
 esc_attr( get_the_modified_date( 'c' ) ),
 get_the_modified_date()
);

このコードを、下記のように編集します。

   $time_string = sprintf(
// $time_string,
// esc_attr( get_the_date( 'c' ) ),
// get_the_date(),
    esc_attr( get_the_modified_date( 'Y年m月d日' ) ),
    get_the_modified_date()
   );

行頭にスラッシュを2つ入力する事で、コメントアウト(コードの無効化)を行います。

これで記事には投稿日ではなく、更新日が表示されるようになります。

WordPressのパーマリンクとは?

WordPressのパーマリンクとは、投稿や固定ページ毎に設定したURLのことです。

WordPressの場合、デフォルトのパーマリンクは「投稿ID」という数字が振られた形(例:http://example.com/?p=123)になります。

ですが、管理画面の設定から好みの形に変更する事もできます(サイドバーの「設定」→「パーマリンク」)。

一般的な無料ブログやSNSと違い、記事のパーマリンクを自由に設定できるのがWordPressの魅力です。

パーマリンクの設定方法

  1. WordPressの管理画面にログイン
  2. 左メニューの「設定」→「パーマリンク」をクリック
  3. 好みの構造を選択するか、カスタム構造を入力
  4. 「変更を保存」をクリック

ちなみに、WordPressでは数字だけのパーマリンクを設定する事はできないので注意しましょう。

関連記事:WordPressは数字だけのパーマリンクを設定する事ができない

まとめ

WordPressのパーマリンクは、サイトのURL構造を定義する重要な要素です。

適切に設定することで、視認性とユーザビリティを向上させることができる他、SEOの効果も期待できます。

後から変更するのは大変なので、サイトを作り始めた段階で適切なパーマリンクを設定するようにしましょう。

WordPressは数字だけのパーマリンクを設定する事ができない

WordPressでは数字だけのスラッグ(パーマリンク)を設定する事は不可能です

数字のみを設定しようとすると、後ろに「-2」が勝手に付与されてしまいます

例えば、スラッグを「1234」に設定して記事を公開すると、記事のURLが「example.com/1234/」ではなく、「example.com/1234-2」になってしまうのです。

筆者はどういう訳か数字だけのスラッグを設定して記事を公開する事ができたのですが、これはバグの様子…

数字だけのスラッグを設定できない理由は、ページャーや年月アーカイブのURLとの競合を避ける為とのこと。

ちなみに、投稿IDの数字のみを設定する事は可能です。

また、functions.phpを編集したり、プラグインを利用する事で、無条件に数字だけのスラッグを利用する事もできます。

WordPressで記事を複数ページに分割する方法

WordPressならタグを入れるだけでカンタンにページを複数に分割することができます。プラグインや特別な設定は不要です。

<!–nextpage–>を入れるだけ

WordPressではページを分割したい行に「<!--nextpage-->」を入れるだけでページ分割をすることができます。

<!--nextpage-->

WordPressはこのタグを入れるだけで、ページが分割されます。

記事ページにはページネーション(ページャー)が表示され、タグ以降に記述した内容は2ページ目以降に表示されます。

URLには「&page=2」が追加されるだけで、基本のURLは1つです。

タグを複数入れれば、3ページ以上に分割する事も可能です。

まとめ

特に設定せずに使えるのは便利ですね。

ブログの記事が長くなってしまった時など、1つの記事を複数のページに分割したい際にぜひ活用してみてください。

ただ、WordPressはテーマやプラグインによって機能が競合することがあるので、利用する際は自身のWordPressの環境に注意してくださいね。

紹介しておいて言うのもなんですが、筆者はページ分割は嫌いですね…読むのが面倒です。長文でも1ページに書いてほしいですね(´・∀・`)

WordPressとWordPress.comの違い

ブログやウェブサイトを作るツールとして有名なWordPressですが、実は2種類あります。

サーバーにインストールして使うCMSの「WordPress.org」と無料ブログサービスの「WordPress.com」の2つです。

「WordPress」と言った場合、インストール型のCMSである「WordPress」を基本的に指します。

同名で別のサービスが存在するのはややこしいですよね。

このややこしさは、WordPress.comを提供しているAutomattic社も認識しています。

Automatticは、オープンソースのWordPressソフトウェアにセキュリティ、スピード、サポートのための機能を追加したホスティング版である WordPress.comを所有・運営しています。当社の製品名を指す場合は、「.com」を付けてください。

WordPressは、世界中の何千もの独立した貢献者によって書かれ、維持され、サポートされているオープンソースソフトウェアです。Automatticは WordPressのオープンソースプロジェクトの主要な貢献者です。

出典(英語):Press – Automattic