Google AdSense(グーグル アドセンス)は、無料ブログのURLでは、原則として利用できません。
ただし、Googleが運営しているブログサービス「Blogger」など、一部のホストパートナーのサイトでは、独自ドメインを取得しなくてもAdSenseを利用できます。
※この記事は2026年10月26日時点の情報です。AdSenseの仕様は変わることがあるため、申請前に公式ヘルプもご確認ください。
AdSenseの審査と利用の条件
AdSenseで広告を表示するには、広告を載せるサイトを登録し、審査を受けなくてはなりません。
申請するURLは、自身が所有するドメイン(example.comの部分)である必要があります。いわゆる「独自ドメイン」というものです(自分で所有しているドメインのこと)。
参考:AdSense アカウントの開設時にサイトの URL を入力する方法 – AdSense ヘルプ
無料ブログは、そのサービスが提供するドメインをサブディレクトリ(example.com/path)やサブドメイン(subdomain.example.com)の形で借りている状態です。
ドメイン(example.com)の部分を自身で所有しているわけではないので、AdSenseを利用することは原則としてできません。
Googleで約5年間、AdSenseの営業担当として働いていた石田健介氏は、2018年1月時点の状況を次のように述べています。
AdSenseで収益をあげるためには、まずAdSenseアカウントの申請をする必要があります。その際、AdSenseを利用する予定のサイトURLも届け出なければならないのですが、無料のブログサービスは利用できません。
かつては無料ブログでもAdSenseに申請できた
以前は、FC2ブログやライブドアブログなど、無料ブログでAdSenseのアカウントを開設することが可能でした。筆者もFC2ブログでAdSenseに申請したことがあります。友人もライブドアブログでAdSenseに申請し、審査をパスしていました。
しかし、2016年3月頃から、日本でも新規申請には独自ドメインを使用することが基本となりました。
前出の石田健介氏は、当時の変更について、スパム対策が背景にあったと説明しています。
2018年1月現在では、こういった無料のブログサービスのURLではAdSenseアカウントの新規申請ができなくなっています。
この背景としてあるのはGoogleによるスパム対策です。
無料のブログサービスは誰でもタダで、複数開設することが可能です。ただ中にはこの仕組みを悪用する人もいて、一人でたくさんのAdSenseアカウントを申請するケースが起きていました。
そしてこういったサイトは共通してサイトの質が悪く、結果としてAdSenseアカウントが次々に凍結されるケースが発生しました。同様の事態が多発するのを未然に防ぐため、Googleではひとつのドメイン配下に開設できるAdSenseアカウントの数に条件を設けてしまったのです。
ここに加えて、少し前より無料のブログサービスのURLが使えなくなったという変更点は、Googleがスパム対策に対して新たな一手を打ったということです。
Google AdSense 公式ヘルプコミュニティ エキスパートの竹中文人氏も、自身のウェブサイトでこう述べています。
昔は Google アドセンスに新規に申し込みをする場合、申請する Web サイト/ブログの URL は基本的にどのようなものでも大丈夫でした。つまり無料ブログサービスを利用した際に使えるサブドメイン形式やディレクトリ形式の URL でも申請ができていました。
しかし 2016 年 3 月中旬頃から新規にアドセンスに申し込みをする際の URL は基本的に独自ドメインでなければならなくなったのです。それまで海外の多くの国では独自ドメインである必要がありましたが、日本でも独自ドメインで申請することが基本となりました。
本当は無料ブログでもアカウントを作れる?
AdSenseは原則として無料ブログなど他社が所有するドメインでは申請できません。
しかし、一部の例外があります。それがGoogleのホストパートナーとなっているサイトです。
ホストパートナーとは、ブログサービスの利用者が、そのサービス上でAdSenseの広告を表示して収益を得られるように、Googleと提携しているサイトのことです。
代表的なのはGoogleが運営している「Blogger」です。Bloggerは無料ブログですが、AdSenseの広告を掲載して収益を得ることができます。
参考:ブログに広告を表示する – Google AdSense ヘルプ
ただし、Blogger以外のサービスのうち、どこがホストパートナーに当たるのかを示す公式の一覧は、確認できませんでした。
一方、ライブドアブログにおいて、「ライブドア ブログメディア」という広告プログラムを利用することで、サブドメインであってもAdSenseの審査に通ったという体験談がネット上にはあります。
前出の竹中氏も、2021年5月更新の記事で次のように述べています。
絶対に独自ドメインが必要なのかと言われれば、実はそうではありません。はてなブログやライブドアブログ、Seesaa ブログなど一部の大手ブログサービスであれば独自ドメインでなくても申請が可能です。(サブドメインによって使用できないこともあります)
AdSenseのヘルプページには、サブドメインを使えるのはホストパートナーのサイトだけと書かれています。一方で、ライブドアブログのように、サービス独自の広告プログラムを通じて、独自ドメインなしでAdSenseを利用できたという報告もあります。
ただし、ブログメディアがホストパートナーの仕組みなのか、ほかのサービスにも同じ仕組みがあるのか、いつまで使えるのかは、公式には確認できていません。無料ブログで申請したい場合は、利用しているブログサービスの公式ヘルプも必ず確認してください。
まとめ:AdSenseを始めるなら独自ドメインで!
Google AdSenseを始めたい方は、独自ドメインを取得しましょう。
独自ドメインを利用するにはお金がかかりますが、(種類にもよりますが)年間1,000~3,000円程度で利用できるので大きな負担にはなりません。
筆者もウェブサイトを作成する際は独自ドメインを利用しています。
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