ドメイン | .io |
国 | イギリス領インド洋地域 |
用途 | テック系のスタートアップやサービス |
種類 | ccTLD |
登場 | 1997年9月16日 |
管理団体 | Internet Computer Bureau Ltd. |
公式サイト | NIC.IO |
「.io」はイギリス領インド洋地域に割り当てられているドメインです。
ccTLDですが、厳しい制限が無く他国の人間でも取得でき、データ入力/出力(input/output)を意味する「io」の文字列であることから、テック系のスタートアップやサービスで多く採用されています。
また、Slither.ioを始めとするブラウザゲームに使用されている事で、「.ioゲーム」というジャンルも存在します。
SEOにおける扱い
基本的にccTLDはそのドメインが示す国と関連付けて扱われます。
しかし、Googleは.ioが特定の国をターゲットにするものではなく、.comや.orgと同様に地域や国に縛られないジェネリックなドメイン(gTLD)として扱われる事を考慮し、.ioドメインをgTLDとして扱うと明言しています。
同様の扱いを受けているドメインには、他に.aiや.tv、.meなどが存在します。
使用例
.ioを使用した有名なウェブサイトには以下のようなサイトがあります。
- MEGA(mega.io)
- Misskey.io
- Slither.io
.ioが終了する?
.ioドメインは将来、廃止され消滅する可能性があります。
このドメインはイギリス領インド洋地域(チャゴス諸島とその周辺地域)に割り当てられたccTLDですが、このチャゴス諸島はイギリスが19世紀に植民地化し、現在も軍事拠点として利用している地域です。
しかし、2024年10月3日にイギリス政府がチャゴス諸島の領有権をモーリシャスに返還すると発表したため、.ioドメインの扱いに変化が生じる可能性が発生しました。
(なお、話は手早く進んでおり、2025年5月には条約が実際に締結されたとの事)
チャゴス諸島の返還に伴い、.ioドメインの管理もイギリスからモーリシャスに移管されると考えられていますが、詳細は不明です。
トップレベルドメインやIPアドレスなどのインターネット資源を管理するIANAには、基盤となる国や地域が存在しなくなった場合には、ccTLDを5年以内に廃止するという規定があります。
その為、場合によっては.ioドメインが近い将来に廃止される可能性もあります。
新しく取得を検討している方はこの点に気を付けましょう。
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